バレエで体の軸ができると、踊りはこう変わる

バレエで体の軸ができると、踊りはこう変わる 体幹・体の使い方

ピルエットに入った瞬間、ぐらっとする。

軸足に乗ろうとするけれど、どこかにするっと重心が逃げて、きれいに回りきれない。先生からは「もっと中心に乗って」と言われる。でも「中心」ってどこなのか、いくら考えてもはっきりしない。そんな経験が続いているかたもいるかもしれません。

片足でのバランス、アラベスク、繰り返すターンアウト。「力を入れているのに、なぜかふらふらする」「頑張れば頑張るほど体がガチガチになる」。大人からバレエを始めた方ほど、この壁に当たりやすいと感じます。

この記事では、「体の軸」とは何か、そして軸が整ってくると踊りのどんな場面で変化が出やすいか、事例をもとにお伝えします。

そもそも「体の軸」ってなんだろう?

「体の軸」というと、背骨の真ん中にある一本のラインをイメージする方が多いかもしれません。でも実際には、背骨だけの話ではないのです。

頭のてっぺんから足の裏まで、体全体がひとつにまとまって重心を通す感覚。それが「体の軸がある状態」に近いイメージです。柱のようにただ固くなるのではなく、むしろ余計な力みが抜けていて、体がすっと一本になっている状態です。

現代の生活では、多くの人がこの軸をほとんど使わないまま過ごしています。バレエのレッスンを重ねていても、軸そのものが体に育っていなければ、部分部分でいくら意識してもブレが続きやすいのです。

軸は「意識でコントロールするもの」ではなく、「体に作っておくもの」という感覚が近いかもしれません。

体の軸ができると変わる5つのこと

以下は、体の軸を整えることに取り組んだ方から聞かれる変化の事例です。全員に同じ変化が起きるわけではありませんが、こういった変化が出てきた方がいる、というトーンでお読みください。

ピルエットで軸がブレにくくなった

「前よりぐらつかなくなった」という声があります。ピルエットで軸足に乗れない感覚の背景には、全身がまとまっていないことで重心が逃げやすくなっているケースがあります。力めば力むほど重心は逃げやすい。体の軸が整ってくると、回転中にすっと一本の線が通りやすくなる方がいます。

片足バランス・アラベスクが安定してきた

片足で立つとき、どこかぐらぐらする。そういう方が、軸を整えることで「以前より長く立っていられるようになった」と感じるケースがあります。筋力を追加するより先に、体の中心が整うと土台が安定しやすくなるようです。

ターンアウトが楽になった

ターンアウトは股関節から外に開く動作ですが、無理に開こうとすると股関節まわりに力みがたまりやすくなります。体の軸が整うと、付け根の力みが自然に抜けやすくなり、「以前より楽に開けるようになった気がする」という方がいます。ターンアウトについてより詳しくはターンアウトができない方へもあわせてご覧ください。

姿勢・引き上げの見栄えが変わった

「なんとなく重心が下がって見える」と言われていた方が、軸を整えてから「引き上がって見える」と変化を感じた例があります。見た目の変化は、意識して姿勢を作るより、軸が体に入ってくるほうが変わりやすい場合があるようです。

着地がやわらかくなって、長いレッスンでも疲れにくくなった

ジャンプの着地で、足首や膝の一か所に負担が集中する感覚がある方がいます。体の軸が整ってくると、着地のときに体全体で受け止めやすくなり、負担が分散しやすいという変化が出てきた方がいます。ふわっと着地できるようになった、という声もあります。

レッスン後半になると体がもたなくなる経験をしている方は少なくありません。体の軸が整うと、余計な力みに使っていたエネルギーが減るため、疲れにくくなったと感じる方がいます。全力で頑張り続けなくても動ける、という感覚に近いかもしれません。

好きなレッスンを休みたくない、そのために

バレエは足首・膝・足裏に大きな負担がかかるジャンルです。ポアントワークやジャンプの着地を繰り返す中で、力みや体のバランスの偏りが重なると、特定の部位に負荷が集中しやすくなります。

「足首がいつも疲れやすい」「着地するたびに膝が気になる」という方の中には、体の使い方の偏りが影響しているケースもあります。

体の軸が整ってくると、動きの中で負担を体全体に分散しやすくなります。一点集中していた負荷が散らばると、特定の部位だけがすり減りにくくなるという変化が出てきた方もいます。

好きなレッスンを休まず通い続けるかどうかは、体の使い方に大きく関係してきます。筋力や柔軟性の前に、まず体の軸を整えるという視点が、長く踊り続けることへの土台になる場合があります。

大人から始めた人ほど土台を作るメリットが大きい

子どものころからバレエをしている方は、体の使い方をある程度自然に身につけています。でも大人から始めた場合、日常の動作で染みついた体の癖がそのままバレエに持ち込まれやすいのです。

デスクワークで前のめりになる姿勢、片側に体重をかける習慣。これらは「軸が育っていない体の使い方」の積み重ねです。

大人からバレエを始めたからこそ、最初にこの「体の癖をリセットして軸を作る」という土台を整えることが、上達の近道になることがあります。「子どものころから始めていないから無理」ではなく、むしろ今から体の使い方を意識的に変えていける分、伸びしろがあるとも言えます。

軸を作るという視点を持って取り組んだ方ほど、レッスンでの指摘に対して「あ、これか」と腑に落ちる瞬間が早く来た、という声があります。

ストレッチや筋トレと何が違うのか

「柔軟性を上げれば動けるようになる」「筋力をつければブレなくなる」という考え方は自然です。実際に柔軟性や筋力は大切ですが、体の軸が整っていない状態でそれらを積み上げると、力みのある体のまま動ける範囲が広がるだけ、という状態になることがあります。

たとえば、体の軸がない状態でピルエットのための筋力をつけようとしても、力んだまま回ろうとする動き方が強化されてしまうケースがあります。

体の軸は「柔軟性や筋力を活かすための前提」に近いものです。先に軸を整えておくと、柔軟性も筋力もより効果的に使いやすくなる、という感覚に近いかもしれません。「鍛える前に整える」という順番が、変化の出やすさに関係しているという声があります。

では、どうやって体の軸を作るのか?

体の軸が大切だとわかっても、「どうやって作るのか」がわからなければ動けません。

このサイトで紹介している方法は、「イス軸法」というアプローチです。整体師の西山創先生が考案したもので、武術の世界に伝わる「体の軸の作り方」を、整体の技術で誰でも体験できる形にしたメソッドです。

特徴は、5秒程度でできること、そして一度整えると比較的良い状態が続きやすいことです。バレエのように長いレッスンがある場合、レッスン前に軸を整えておくと、練習の効果が出やすくなったという方がいます。

また、余計な力みが入った状態でレッスンを繰り返すことで特定部位に負荷が集中しやすくなりますが、軸が整った状態では負担が分散しやすいため、故障の予防にもつながる場合があります。

やり方は体験の場でお伝えしています。文字や動画で見るより、実際に自分の体で体験してみることで「あ、これか」と感じていただける内容です。

ピルエットの軸ブレについてはピルエットで目が回る方へでも関連する内容を書いていますので、あわせてご覧ください。

体験してみませんか

バレエ軸ラボでは、まず体験会から始められます。

「軸ってどんな感覚か、まず自分の体で確かめたい」 → 体験会がぴったりです。イス軸法を実際に受けていただき、自分の体に何が起きるかを感じていただく場です。

「自分のペースで、じっくり取り組みたい」 → パーソナルレッスンで、一人ひとりの体の状態に合わせてお伝えします。

「レッスン仲間と一緒に学びたい」 → グループレッスンという形でも体験していただけます。

よくある質問:

バレエ経験は必要ですか? → 経験や年齢は問いません。始めたばかりの方も、長くお休みしていた方もお越しいただいています。

所要時間や料金は? → 詳しくは体験会ページをご覧ください。

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