上手い人のバレエって、力んでいるように見えないのに、軸がすっと通っていて、ターンでもぶれずに回りますよね。反対に、回ろう・軸に乗ろうと力むほど、体がかたまって、かえって軸がぶれたり、目が回ったり…。そんな経験、ありませんか。
この差は、筋力や練習量ではなく、体の使い方から生まれています。体の真ん中に一本の軸が通っていて、そこで支えながら動くと、力まなくても軸が保たれて、回転や動きがなめらかになるんです。
そして、この体の使い方は日本人の体にこそ向いています。
昔の能や武術の名手が、軸を一本に保って、上体を揺らさず静かに動けたのも、力で固めるのではなく、体の中心で支える使い方をしていたから。その感覚は、今の私たちの体にもちゃんと眠っています。
バレエを続けていると、「もっと体幹を」「筋力をつけて」「軸足に乗って」という言葉をよく耳にします。軸や体幹が大事なのは間違いありません。ただ、力で固めようとすると、肩に力が入って体がこわばり、かえって軸がぶれたり、回れなくなったりする人が少なくないようです。うまく踊りたくて頑張っているのに、逆に動けなくなる。これが、いちばんもったいないところです。
体幹を使うことや、力をつけること自体を否定したいわけではありません。むしろ逆です。
体の基本的な使い方、軸の通し方ができていると、その体幹や力がちゃんと動きに乗ります。同じ練習でも、力みが減って、ターンや軸の安定感が変わってきます。土台があるかないかで、積み重ねた練習の生き方がまるで違ってくるんです。
体の使い方が変わると、軸が保ちやすくなったり、ターンが安定したり、動きがしなやかになったり…という声も多いようです。何より、踊っていて気持ちいい。バレエがもっと楽しくなるはずです。
その「日本人の体に合った動き方」を、バレエのターンや軸に当てはめてじっくりまとめているのがこのサイトです。バレエが上手くなりたい人は目を通しておくと、より楽しく上達していけるヒントがあるかもしれません。
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