大人からバレエを始め、ポジションや動きの名前は覚えてきたものの、先生の動きと自分の動きが違って見える。何を練習すれば上達につながるのか分からない。そんな悩みはありませんか。
大人バレエの上達には、練習量だけでなく、立ち方、プリエ、ターンアウト、腕と顔の使い方など、基本動作をどのように確認するかが大切です。
この記事では、初心者がレッスンで確認したい7つの基本を紹介します。
大人バレエで確認したい7つの基本

- ポジションでは姿勢と足の位置を確認する
- プリエでは膝とつま先の方向をそろえる
- 軸脚へ体重を移してから動脚を動かす
- ターンアウトを足先だけで作らない
- 腕と顔を脚の動きに合わせる
- ターンやジャンプを小さく分けて練習する
- レッスンごとに確認することを一つ決める
一度にすべてを直そうとせず、その日のレッスンで確認しやすい項目から始めましょう。
1.ポジションでは姿勢と足の位置を確認する
1番や5番などのポジションでは、足の形だけでなく、左右どちらかへ体重が偏っていないか、胸やお尻が前後へ出ていないかを確認します。
ポジションを作ったまま次の動きへ移れることが大切です。無理に足を開いたり両足を押しつけたりせず、先生から指導されている範囲で立ちましょう。
鏡を見るときは足先だけでなく、頭から骨盤、足までの位置をまとめて確認します。
2.プリエでは膝とつま先の方向をそろえる

プリエは、ターンやジャンプの準備と着地にも使われます。膝を曲げたときに、膝がつま先より内側へ入っていないか、かかと側や小指側へ体重が偏っていないかを確認しましょう。
深く曲げることより、上半身の位置と脚の方向を保てる範囲で行うことが先です。
プリエから脚を伸ばすときも、膝とつま先の方向をそろえたまま、元のポジションへ戻ります。
3.軸脚へ体重を移してから動脚を動かす
タンジュやデガジェ、パッセなどで動脚を動かす前に、軸脚の上へ体重を移せているかを確認します。
動脚を先に動かすと、上半身が反対側へ傾いたり、バーを握る手に力が入ったりします。最初は動脚を小さく動かし、軸脚の上で姿勢を保てるかを確かめましょう。
片脚で立ったときに傾く場合は、動脚の高さを上げる前に、軸脚の上で止まれる位置を確認します。
4.ターンアウトを足先だけで作らない
ターンアウトは、脚を股関節から外側へ回し、その位置を保ちながら動く技術です。足先だけを大きく開くと、膝とつま先の方向がずれたり、足裏が内側へ倒れたりします。
足の開き方を大きくするより、プリエやタンジュの途中でも脚の方向を保てる範囲で使いましょう。
ターンアウトを作りにくいときの確認方法は、バレエのターンアウトができないときの考え方で詳しく紹介しています。
5.腕と顔を脚の動きに合わせる
バレエでは、脚だけでなく腕、顔、視線も一緒に動きます。腕を形だけで動かすと、肩が上がったり、脚と動くタイミングがずれたりすることがあります。
まず脚の動きをゆっくり行い、そこへ腕を加えます。最後に顔と視線を加え、すべてが同じ音の中で動いているかを確認しましょう。
腕が固く見える場合は、ポールドブラを柔らかく見せる5つのコツもあわせてご覧ください。
6.ターンやジャンプを小さく分けて練習する

ピルエットなら、回転せずにプリエからパッセ・ルルベへ立つ練習から始めます。ジャンプなら、プリエ、踏み切り、着地を分けて確認します。
4分の1回転や小さなジャンプでも姿勢と方向を保てることを確認してから、回転数や高さを増やしましょう。
ピルエットの準備から見直したい方は、ピルエットが回れない原因と5つの確認ポイントを参考にしてください。ジャンプの練習は、バレエのジャンプが上手くなる方法で紹介しています。
7.レッスンごとに確認することを一つ決める
一度のレッスンですべてを直そうとせず、「今日はプリエで膝の方向を確認する」など、確認することを一つ決めます。
レッスン後は、できなかったことを並べるのではなく、次回もう一度試したいことを一つ残しておきましょう。
先生から注意された内容は、回転やジャンプの中ですぐに直そうとせず、まずゆっくりした動きで確認します。動きを分けて練習すると、どの場面を変える必要があるのかを見つけやすくなります。
レッスンを上達につなげる習慣は、大人からバレエが上達する人の共通点|レッスンを生かす5つの習慣にまとめています。
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よくある質問
自宅では何を練習すればよいですか?
先生から指導されたポジションや腕の位置を、ゆっくり確認するところから始めましょう。回転、ジャンプ、ポワントなどは、床や周囲の安全を確保し、先生の指導を受けて練習してください。
大人から始めても上手くなれますか?
大人から始めた場合も、姿勢、ポジション、腕の運び、音楽に合わせるタイミングなどを少しずつ身につけられます。レッスンで注意されたことを一つずつ確認し、変化を比べてみましょう。
柔軟性がないと上達できませんか?
柔軟性だけで上達が決まるわけではありません。姿勢、脚の方向、重心移動、腕と顔のタイミングなど、今の可動域の中で確認できることから取り組みましょう。
体の使い方から確かめてみたい方へ
ここで案内しているのは、バレエの技術指導やバレエレッスンではありません。イスから立ち上がる動作などを通して、立ったときや片脚へ体重を移したときに、体のどこへ力が入りやすいかを確かめる体験です。

