バレエの発表会で緊張する原因は?本番前にできる4つの対策

体幹・体の使い方

本番が近づくと、体がこわばってくる

本番が近づくと、体がこわばってくる

発表会の日が近づいてくると、レッスンではできていた動きが、本番でちゃんと出せるだろうかと不安になる。舞台袖に立つと心臓がドキドキして、体がこわばって、頭が真っ白になりそうになる。こんな覚えはありませんか。

大人からバレエを始めて、せっかく舞台に立つのだからきれいに踊りたい。その気持ちが強いほど、本番の緊張は大きくなりやすいものです。緊張してしまう自分を、責めなくて大丈夫です。緊張そのものは、誰にでも起きる自然な反応です。

緊張すると、体は自然に力む

人は緊張すると、無意識に体を固めます。肩がぐっと上がり、呼吸が浅くなり、手足の先までこわばっていく。これは危険に備えようとする体の自然な働きで、止めようと思って止められるものではありません。

緊張して体に力が入ると、普段どおりに動きにくくなります。レッスンではできていた動きが、本番では急に重く感じたり、いつもの間で入れなかったりする。「本番だけ思うように動けない」と感じるときは、緊張による力みが一因になっていることがあります。

本番で崩れるのは、練習が足りないからだけではない。緊張で体が力んで、普段の動きが出しにくくなっている。そう考えると、本番への向き合い方が少し変わってきます。

本番前に戻れる短い動作を決めておく

「落ち着こう」と念じるより、力みが抜けた状態を体が覚えているか

本番前に「落ち着け、落ち着け」と頭で念じても、力みはなかなか抜けてくれません。むしろ落ち着こうとするほど、そのことに意識が向いて、余計にこわばってしまうこともあります。

普段のレッスンから、息を吐く、足裏を感じる、肩を一度上げて下ろすなど、自分が動きやすくなる短い動作を決めておきます。本番前にも同じ順番で行うと、確認することを絞りやすくなります。

本番だけ特別なことを試すのではなく、普段のレッスンでも同じ動作を繰り返しておくことが大切です。

バレエの発表会前にできる4つの対策

1.息を長く吐く

深く吸おうとするより、まず息をゆっくり吐きます。吐いている間に、肩やあごを強く固めていないか確認してください。

2.足裏が床に触れている感覚を確かめる

つま先やかかとのどちらかへ体重が偏っていないかを確認します。足裏で床を感じると、頭の中だけで失敗を考え続ける状態から、今の立ち方へ意識を戻しやすくなります。

3.確認することを一つに絞る

肩、腕、脚、顔、振り付けをすべて同時に直そうとすると、かえって動きに入りにくくなります。「最初のポーズで息を吐く」など、本番前に確認することを一つ決めておきましょう。

4.止まらずに踊る練習をしておく

レッスンでは、間違えるたびに止まって確認することがあります。発表会が近づいたら、途中で間違えても最後まで続ける練習を入れておくと、本番で小さなミスがあっても次の動きへ戻りやすくなります。

「失敗したくない」が、力みを強くする

本番で「間違えたらどうしよう」「あの回転で転んだら」と考えるほど、体はぎゅっと身構えます。失敗を避けようとする気持ちは自然なものですが、その身構えがそのまま力みになって、かえって動きをぎこちなくしてしまうことがあります。

失敗を避けようとして体を固めすぎていないかも、確認してみてください。ミスをしないことだけに集中するより、次の動きへ移れる状態を保つことが大切です。

「最初に決めた確認動作へ戻ろう」と考えると、失敗への不安だけに意識が向き続けるのを防ぎやすくなります。

普段のレッスンでも、本番前の動作を試しておく

本番前に初めて呼吸や立ち方を変えようとしても、普段と違うことが増えるとかえって戸惑います。レッスンの開始前や通し稽古の前にも、息を吐く、足裏を感じる、肩を下ろすという同じ手順を試しておきましょう。

肩に力が入りやすい方は、バレエで肩の力を抜く方法も参考にしてください。

よくある質問

本番になると、レッスンどおりに動けません。

緊張で体が力むと、普段の動きが出しにくくなります。これは多くの方に起きることで、力みが入った体では、覚えたはずの動きも重く感じられます。本番でうまくいかなかったからといって、実力がないわけではありません。力みという視点から見直すと、対策の方向が見えてきます。

緊張で頭が真っ白になってしまいます。

頭が真っ白になったときに備えて、曲の区切りや舞台上の位置など、振り付けへ戻るための目印を決めておく方法があります。通し稽古では、間違えても止まらず、その目印から次の動きへ戻る練習をしておきましょう。

緊張しやすい性格でも、変わりますか。

緊張しやすい方でも、舞台袖で行う動作や、振り付けへ戻る目印をあらかじめ決めておくことはできます。緊張をなくすことより、緊張したときに何をするかを決めておきましょう。

体の使い方から確かめてみたい方へ

発表会の緊張は、気持ちの持ちようだけでどうにかしようとすると、かえって空回りしがちです。緊張しても、力みが抜けた体の感覚に戻れる。その手がかりを持っているかどうかで、本番の落ち着きは変わってきます。

ここで案内しているのは、発表会対策やバレエのレッスンではありません。イスから立ち上がる動作などを通して、緊張したときに肩や脚のどこへ力が入りやすいかを確かめる体験です。

体の使い方を体験してみたい方へ

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